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政治家ファッション

菅直人氏のことが嫌いな理由(過去に菅直人氏のファッションについて言及したブログの再掲載です。タイトルのみ変えました)

 かつて、私がブログに載せた菅直人氏のファッションについて言及したものをもう一度そのまま載せます。
これをご覧になれば、なぜ私が菅直人氏のことをそれほどまでに評価していないのかがわかるはずです。
肩書や年齢等は当時のままなので、現在とは異なりますが、あえて過去のブログをそのまま再掲載します。
私は昔から菅直人氏が嫌いだった、との意味も込めて。(笑)


菅直人。66歳。衆議院議員。民主党最高顧問。元内閣総理大臣(第94代)

 菅直人氏のファッションに関するエピソードで真っ先に思い浮かべることがある。それは首相に就任した二日後、多くのマスコミが注目しているなか、菅氏は政府口蹄疫対策本部に“満を持して”出席したつもりなのだろうが、そのときに、彼は、ブランドのタグが左袖に付いたままのスーツを着用してきてしまったのである。
 
これは菅氏にとってあまりにもきまり悪いエピソードの1つだが、私にはそれが彼の性格と政治的手腕をよく表していると思う。
 
菅氏の物事の考え方はどうも短絡的に見えてしまう。それはかつて、O157問題で風評被害を払拭しようとマスコミの前でカイワレを食べるといった“原始的”な政治アピールをしてきた時分から全く変わっていない。年金未納問題で他党の議員を「未納3兄弟」などと批判したら、自身も、厚生大臣時代に年金が未納だったことが発覚してしまい、「お遍路の旅」に出たときもそうである。また、総理大臣時代には福島原発事故が起きたときに何故かヘリで上空から“視察”をしたり、その後に東電本社に怒鳴り込んだりと、それらのエピソードの全てが短絡的な思考をもとにした行動である。彼にはそういった軽率な行動が多すぎるのだが、おまけに「癇癪持ち」だというのだから驚きあきれてしまう。
 
 しかし、上記のことは“笑い話”では済まされない。彼の行動がどれほど日本政治に不利益を与えたことだろう、か。
 
 確かに彼の気持ちもわからなくもない。首相就任二日後で、マスコミが注目しているだろうことを考え、“良い格好”を見せようとスーツを新調しようとしたところまではわかる。それは人情である。がしかし、それさえも短絡的な思考だと言えることなのかもしれないが、何より問題なのは、“満を持して”新調したスーツにブランドのタグが付いたままであったということである。そして、その“粗相”こそ、私は菅氏の政治スタイルそのものだと思うのだ。大事な場面で常に“失敗”をしてしまうのである。「ここぞ」というときに決められないオトコだと言えるのかもしれない。これは政治家として致命的である。これは単なる“うっかりミス”の笑い話ではない。彼の短絡的な政治スタイルそのものである。

 一見すると、彼のスーツはサイズ感も合っているし、生地も高級なものである。ネクタイもオシャレな色を締めるときがある。本来であれば評価されるべき(当然の意)ファッションだ。しかしながら、それがむしろ板についていないと私は思ってしまうのだ。その理由は明白である。「庶民派」や「市民運動出身」をアピールする政治家でありながら、高級ブランドのスーツを首相就任とともに着用してしまう“センス”が頂けないのである。

 民主党時代から仕立ての良いスーツを徐々に着るようになっていったということは写真を見る限り推測できる。しかし、“市民運動家”であった彼は、権威だとかブランドだとかを打破しようと政治家を志してきたはずが、いつのまにか権力を握るとその権力に固執してしまったのである。

 彼が“付けていた”タグのブランドはドイツの高級ブランドである「ヒューゴ・ボス」のものだった。それは一着15万円前後するスーツをたくさん販売しているブランドである。私は「良いスーツを着ているから庶民的ではない」というつもりは毛頭ない。ただ、彼の政治的スタンスとそのブランドのスーツがあまりにもちぐはぐである点を私は指摘しているのである。そして、そのタグを付けたまま、首相就任2日目の会議に出席してしまうといった行動は誰の目にも“軽率さ”が明らかである。彼の痛ましい政治スタイルは多くの人に見透かされてしまうのだろう。
 
 私は、菅直人氏が一時的ではあったものの、日本の総理大臣であったという事実は憲政史上最大の汚点だと思っている。彼のこれまでの政治活動はただ単に短絡的に思いついたことを軽率に行動してきた結果ではないだろう、か。そして、それが見事に彼のファッションに表れていたのである。それこそがファッションの恐るべき“表徴性”であり、私がファッションから政治を語っている所以である。
 
 ちなみに、菅氏の着ていた「ヒューゴ・ボス」というブランドはかつてナチスの制服をデザインしていたことでも知られているブランドである。菅氏がそのことを知っているかどうかは定かではないが、イタリアのブランドでもなくフランスのブランドでもなく、無論、日本製でもなく、あえてドイツのブランドである「ヒューゴ・ボス」を選んでいるという点に私は、なんとなく、違和感を覚えてしまうのである。
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ファッションから政治を語る、安倍総理とトランプ大統領の揃いのタイが意味するものとは―日米首脳の蜜月象徴など、とんでもない―

今月17日にアメリカのトランプ大統領と会談した安倍晋三首相であるが、その際にネクタイがトランプ大統領とほとんど同じ柄(ネイビーの英国式レジメンタルタイ)であることがメディアで取り上げられていた。

 〝政治ファッション評論家〟を自称している小生にとって、それは見過ごせない出来事であったが、結論から申し上げれば、安倍総理の政治的センス(感覚の意)のなさが露呈した形になってしまった。

 日頃は、米国式のレジメンタルタイ(右肩から左肩下方に向かう、自分から見て左下がりのストライプ)をご愛用の安倍総理であるが、何故か今回の訪米では英国式(左肩から右肩下方に向かう、自分から見て右下がり=正面から見てカタカナの〈ノ〉の字のようなストライプ)を着用されて訪米されたのだ。そうしたところ、なんと、トランプ大統領も色も柄も同様のものでお出迎えされたのだ。まさに、ミラクルな出来事である。

 昨年、日本経済新聞からインタビューを受けた際(2017年11月17日夕刊記事)、私は、「2006年の第1次政権の頃より格段にオシャレになった」と、安倍晋三総理のファッションを評価していた。実際、総理は髪形からスーツのサイズ感、色合いまで、とてもセンスが良くなったと思う。そして《ファッションから政治を語る》がモットーな私は、日頃から米国式のレジメンタルタイがご愛用の安倍総理に対して、「親米保守の政治姿勢がネクタイにも表れている」と主張してきたのだ。レジメンタルという、日本人の男性の多くが着用されているネクタイのデザインをご自身も積極的に着用されているのは、まさに保守的な姿勢であり、そして、そのレジメンタルが米国式(ブランドとしてはブルックスブラザーズをご愛用と風の噂に聞いたことがあります)であるということから、私は“親米保守”と表現してきたのだ。

 しかし、今回の訪米では何故か英国式を着用されたのだ。もしかすると、そこには、アメリカ人のトランプ大統領が米国式のレジメンタルタイを着用する可能性が高いということを考慮して、あえて、かぶらないように英国式にしたのかもしれない。いくら親米といえども、ネクタイの柄までかぶってしまったら、あまりにもきまり悪いからだ。しかし、結果的には漫才コンビが揃いのネクタイで登壇するような形になってしまった。ここに、安倍総理の計算ミスがあったのだとしたら、それは紛れもなく"政治的センス"のなさである。

 そもそも公式の場でレジメンタルのネクタイを着用するのはあまり評価できたことではない。レジメンタル(regimantal)とは英語で「連隊に属する」という意味で特定のグループに属することを示しているからだ。イギリスの軍隊は、そのカラーで色分けされ、例えば、海軍は紺・赤・黄、空軍は紺・白・赤となっている。また、イギリスでは大学のカラーを意識してレジメンタルのネクタイを着用することもある。そのため、多くの首脳は小紋柄や無地のネクタイを選んで公式の場に出るのだ。しかしながら、日本では、ほとんどの男性がレジメンタルタイをしているということもあって、日本の首相の多くはいつもレジメンタルのネクタイをして海外に行ってしまう。これは、まだ、《政治とファッション》が結び付いていない証拠でもあり、《ファッションなんて気にしている奴はダメな男だ》といった意識があるのかもしれない。

 話は戻すが、そのレジメンタルのネクタイを堂々と公式の場でしてしまう、両首脳であるが、日頃、米国式を着用されていた安倍総理が何故か今回に限って英国式にしてしまい、トランプ大統領と皮肉にもかぶってしまったのだ。同様のネクタイのデザインであることを冗談めいて、”蜜月象徴?”、”気が合う?”といった報道をしている機関もあった。

 毎日新聞は『固い結束?ネクタイおそろい「レジメンタル』と報道していたが、その記事の中では夕食の際には安倍総理が別の米国式のネクタイに付け替えたことも報じていた。注目すべきもう一点、ここにある。結局のところ、お揃いのネクタイに耐えかねて、付け替えたのは我が国の総理の方である。しかしながら、これは珍談ではない。この出来事がどんなにたくさんのことを物語り、どんなにたくさんのことを意味しているのか。

“ニューディール ”が必要な初代アニーの山尾志桜里氏。

山尾志桜里。43歳。衆議院議員。2期。無所属。

政界には“禊”(みそぎ)と呼ばれるものがあるようで、スキャンダルを抱えた政治家がそのまま選挙戦を勝ち抜いた場合、「禊を受けた」として、政治責任に一定の区切りをつけるという風潮がある。そういった意味では、前回の選挙での安倍晋三総裁率いる自民党の勝利というものは、いわゆるモリカケ問題に対して、有権者から支持を受けたということで、「禊を受けた」ということになるのかもしれないが、解散選挙そのものが何だかしっくりこなかったせいか、自民党の勝利といった事実そのものも有権者にとってあまり実感のあるものになったとは言えないような気がする。
しかしながら、こういったことを申し上げると、選挙結果という最大の民意を無視するのか、といった批判をされる方もいるかもしれないが、私の感覚として、そう感じているのだから仕方ない。さて、今回の選挙は個人として“禊”を受けるべく奮闘した政治家が何人かいた。豊田真由子氏、中川郁子氏、金子恵美氏らが落選するなかで、見事、「禊を受けた」のが、山尾志桜里氏である。



そして、その舌の根も乾かぬうちの、今回の、不倫報道相手の政策顧問就任報道である。私は騒動後も、個人的には山尾志桜里氏を応援したいと思っていたので、当選も良かったとは思っていたが、この報道でいささか首を傾げざるを得なかった。何もなかったから、むしろ、問題なかったとする意向もあったのかもしれないが、当選後すぐにそういった行動に出てしまうという、政治家としての山尾氏のセンスを訝っている。報道を拝見する限り、“一線を超えていない”と弁明するのが難しいのは事実で、それを覆しながらも当選できたのは、有権者が、彼女の政治的手腕に期待したからに他ならない。もちろん、そういった意味では、100歩譲って、政策顧問に彼を据えることが彼女にとっての政治的手腕を発揮するために必要なことなのかもしれないが、何事にも情というものが大切で、そこは有権者に対する感謝という意味でも控えるべきではなかっただろう、か。
政治も恋愛も相手の立場に立つことが大切だと言ったのは、田中康夫氏だっただろうか、大切なのはそこである。
そして、ファッションを拝見する限り、普段からイメージカラーでもある、ロイヤルブルーのワンピースやインナーを着用される山尾氏。普段も、それほど派手でもなければ、地味でもなく、政治家としてふさわしい服装の彼女であるが、ディテールを見ていくと、靴とのバランスが取れていないだとか、微妙に調和が取れていないときもあると私は思っている。ただ、政治家としての着こなしとしては、釈明会見のときにはそれなりに地味な格好であったり、わりとベーシックなスタイルにロイヤルブルーのジャケットを羽織ったりと、大きくズレていないことには好感が持てる。
そう言えば、あのロイヤルブルーの色を最近よく着られているのが安倍晋三総理である。スーツの色にすると個性的であり、目立ってもいるので、私の印象では、松木謙公氏だったが、最近、総理もあの色を着ておられる。安倍晋三氏と山尾志桜里氏。両者を並べるのは互いに失礼かもしれないが、共に「禊を受けた」という共通点がある。ただ、その後の対応という意味で、謙虚さを連呼する安倍総理と、不倫報道相手を政策顧問に就任させてしまう山尾氏とでは、政治家としてのバランス感覚に大きな差がある。この差は何なんのか。総理との格の違いと言われればそれまでかもしれないが、そんなものだろうか。
初代アニーをされていたという山尾志桜里氏。アニーの話では、アニーがホワイトハウスでルーズベルト大統領を前に希望を失わないことを説いたことで、大統領はニューディール政策を決定したことになっているが、この先、山尾氏に総理を動かす力があるのだろうか。まずは、自身の“新規まき直し”が優先されるところであろう。

ファッションから政治を語る、登院とともにヒゲを剃った若狭勝氏の今後の“政治的”スタンスを“妄想”ー何故、あごヒゲは残されたのか?ー

若狭勝。59歳。衆議院議員。弁護士。元東京地検特捜部検事。

東京10区の補選では若狭勝氏が当選し、昨日、登院されたということだったのだが、その際に、トレードマークでもあった“一部”のヒゲを剃ったことが報道されていた。

報道によると、「万感の思いを込めて」ということであったが、ヒゲを剃ったということと同時に、あごヒゲは残したというところに私は何か意味があるのではないかと思ったのだ。

男性のヒゲに関する心理学的アプローチはいろいろと指摘されているが、日本社会でヒゲを生やされている方には特別な職種の方が多い。

最近はビジネススタイルもいろいろと変化してきているため、一概には言えないが、基本的にはヒゲを生やすことを認めていない会社の方が多いだろう。

“マオカラー”を好んで着用される方とは少し意味合いが違うかもしれないが、「自分は普通の人とは違う」という意識からヒゲを生やされている方もいらっしゃるだろうし、そういう意味では“マオカラー”好きの方々と似ているところもある。

ヒゲはある種の“権威”の象徴という見方をされることもあるが、若狭氏が上のヒゲを剃られたのには、おそらく、“気持ち新たに”ということがあるだろう。

そして、私は、同時に自民党(もしかしたら、自民党に限らず、国会議員として、という思いもあるかもしれません)との“協調性”を大切にされたのではないかと思ったのだ。

一昨日放送された『白熱ライブ ビビット』をご覧になった方(ありがとうございました)は、「また、それかよ」と思うかもしれないが、若狭氏もまた、改めて衆議院議員になって、自民党とは対立したくないと思っているのではないだろうかと感じたのだ。(現在はともかく、当初の小池氏には都議会運営のことを考慮して、そういった思いがあったのだろうと私は推測しています)もちろん、自民党所属の国会議員になったのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、ただ単にそういった意味だけではなく、このまま7人の区議のために自民党に対して抵抗し続けて良いのだろうか、という意味でである。

今回の選挙で応援してくれた小池氏はあくまでも都の首長であり、国会議員としての“後ろ盾”になってくれるわけではない。そのことを考慮すると、ヒゲという“個性”を剃ることで、自民党を含めた他の国会議員と“馴染もう”と思ったのではないだろう、か。無論、憶測の域を出ないが、私にはそう思えてならないのだ。

そして、若狭氏が上のヒゲのみを剃り、あごヒゲを残されたところにも私は注目したい。報道によると、若狭氏は身を呈して、小池氏を応援した区議を守るつもりらしく、それらの処分に関して自民党にすでに注文を付けたらしいが、そういった少しの抵抗が、“あごヒゲ”を残すという行動とリンクしているのではないだろう、か。

つまり、まだ、どこかに反骨精神みたいなものがあり、それがあごヒゲを残すという行為として表れたのだと思うのだ。もともと、特捜部の検事だったこともあり、若狭氏には何事に対しても反骨精神はあると思うからだ。

若狭氏は7人の区議の自民党の対応に関して不服があれば「離党」ということも口にしたらしいが、もし、そういった事態になれば、再びヒゲを生やすのではないかと思う。そして、この先、小池新党が頓挫したり小池都政に問題が出てきたりして、小池氏の勢いが衰えていくようなことがあれば、あごヒゲも全て綺麗に剃るかもしれない。(衰えていくような時期には、という意味も含めてです)

記者たちに、上のヒゲを剃ったことを話したとき、「そのうち下もなくなるかも」とも話しておられたが、その発言の裏には「下のヒゲも早くなくしたい」という気持ちが隠されていると私は思う。下のヒゲをなくすということは、私が考える意味での、自民党に対する“抵抗”を収めるということだ。

これはとてもイヤラシイ見方かもしれないが、政治家としての自分の保身を考えてしまうこともあるだろうと思う。このまま、自民党の中で活動していくことを考えれば当然のことだと言えるかもしれない。

先ほども申し上げたが、小池氏は都政であり、7人の区議もまた国会で活動するわけではないからだ。党内で孤立して政治活動ができるとは若狭氏も思っていないだろう。おそらく、このまま7人の区議の処分が緩和され、自分(若狭氏)は一国会議員として、一自民党員して、スムーズに政治活動ができることを考えているのだろうと思う。もちろん、私は表徴から推測しているだけなので、もしかしたら、若狭氏にはもっと“義”を重んじる性格で、そんなイヤラシイ気持ちでは考えていないのかもしれない。

しかし、小池氏の人気や勢いもいつまで続くかわからないだろう(当分は続くと思いますが)し、もし、この先も自民党に対して抵抗を続けていったまま(離党するようなことになればなおさらですが)の選挙ともなれば、今度は落選しかねない。

そのとき、弁護士である若狭氏が浪人となって“無精髭”を生やすとは思えない。では、果たして、どちらが“本当の意味での”国民の利益になるだろう、か。

剃るべきか、生やすべきか、それが問題だ。

ファッションから政治を語る、稲田朋美防衛大臣の福井愛と海外視察

 稲田朋美氏。57歳。衆議院議員。自由民主党。防衛大臣(第15代)

 日本初の女性総理大臣の可能性も示唆されるほど、安倍政権では注目の集まっている稲田朋美氏である。思想的に安倍氏にも近しいものがあり、かなり右寄りの政治家の一人だ。閣僚就任後も靖国参拝を欠かさなかった彼女が、防衛大臣に就任したところ、参拝を見送ったことに些少の違和感を覚えるが、そうせざるを得なかったのだろう。

 8月に行われた内閣改造で防衛大臣就任ということになったのだが、その際に彼女が着用されていた〈富士山〉をイメージしたというドレスはオシャレとは言い難かった。デザイナーの小野原誠氏がデザインを手がけたようで、〈富岡製糸場と絹産業遺産群〉が世界遺産に登録されたことを考慮されたようだが、意味合いが先行してしまい、果たしてデザインとして本当に良いものだったかということに私はいささかの疑問を感じた。稲田氏は中堅デザイナーの服を着用されるよう心掛けているらしいが、普段からオシャレには気を遣っていらっしゃることは間違いないだろう。普段の彼女はスーツにしても全体的にフェミニンなものが多く、スカート丈なども他の女性政治家と比べるとわりと短めのものである。ワンピースにジャケットというスタイルだったり、話題になった網タイツだったりと、かわいらしい格好をされていると思う。

 しかし、ただ“カワイイ”だとかそういいたことではなくて、彼女が政治家としてしっかり(“ちゃっかり”では失礼ですから…)されていると、私が感じるのは、あのメガネである。彼女のトレードマークにもなっているが、彼女が選出される福井県はメガネのフレームの名産地である。どうやら、彼女は伊達メガネらしいのだが、そこに政治家としての“資質”を私は感じる。さらに言えば、網タイツもまた、繊維業の〈経編〉が有名な福井県の製品のPRであるらしいのだ。

 日刊ゲンダイによるとブランド好きらしく、ヴィトンのバックやルブタンの靴を着用されているようだが、私は“オシャレ”ならばそれで良いと思う。“オシャレならば”という言い方に語弊があるかもしれないが、ド派手でドダサいスーツに数十万かけて着られているとどうかと思うが、十数万のオシャレな靴を合わせてもカッコイイと思う。これは、“保守”稲田朋美氏に対する私のひいき目かもしれないが、ブランドものを着るのは良くない、というベクトルには首を傾げざるを得ない。精神的な喜びも物質的な喜びも、さほど変わりがないことを指摘されていたのは田中康夫氏だったと記憶するが、「ブランド好き=ダメ」という式で批判するメディアの方も会社のブランドを背負っているわけであり、そこに目くじらを立てる必要はないと思う。そういえば、確かに、防衛大臣就任のときのドレスに合わせて履いていたヒールの裏も赤だったような気がする。

 しかしながら、ここまで私は稲田氏を礼賛していたが、海外視察の際の彼女の服装はどうかと思ってしまった。そもそも靖国参拝を取りやめた理由とソマリア沖の自衛隊活動の海外視察の関係が国会でも追及されていたが、その後の南スーダンの視察の際に白いパンツ姿であったが、あれは良くないと思う。白いパンツはどう考えても、現地での視察にはそぐわないし、上着の作業着の意味がまるでない。都会ではオシャレかもしれないが、視察先では違うと思う。

 さらに、その海外視察のファッションにはまだ続きがある。飛行機から降り立つ稲田朋美氏の帽子が人気韓国アイドルグループの〈BIGBANG〉のツアーグッズの帽子にそっくりなのだ。確認を取っていないので定かではないが、私はかなり酷似していると思うし、それのように見える。ネットでも話題になっていたが、韓国に対して強気な発言をされていた彼女だけに私は正直驚いてしまった。もちろん、それで外交姿勢が変わるわけはないだろうが、福井県名産のものを身に着ける気の遣い方ができる彼女が、そこはあまり頓着していなかったのだろうか。彼女が韓国アイドルグループのファンであろうと何であろうと私は全く問題だとは思わないが、政治家のファッションとして少しどうかと思ってしまったのだ。彼女の日頃の政治的スタンスを考慮して、である。

 先ほど、福井県産のものを身に着けていることから、彼女の政治家としての“資質”を評価したが、どうも海外視察あたりから怪しい部分が見え隠れし始めてきた。海外視察のときの彼女のファッションと最近の彼女の防衛大臣としての答弁がどうにも私には繋がってしまうのだ。保守としての彼女の強気な発言や政治姿勢は評価するが、防衛大臣としてはまだ覚束ないところがあるのかもしれない。今後の国会答弁も含めて、思わぬ落ち度から、「実るほど頭“が”垂れる稲田かな」、とはならないように職務を全うしてほしい。