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2016年09月

ファッションから政治を語る、2016年民進党代表選挙③―玉木雄一郎氏―

 玉木雄一郎氏。47歳。衆議院議員。民進党。

 玉木氏は党内きっての「政策通」であるらしいが、当選回数は多くないものの個人的にとても期待している政治家の一人である。玉木氏は赤が大変お好きなようで、ネクタイのほとんどが赤のものばかりであり、冬の選挙戦でも、真っ赤なジャンパーを着られることもあるほどだ。赤は「情熱」や「活気」をイメージさせる色でもあり、“ここぞ”という場面でも使用されることの多い色であるが、そういう意味では、今の玉木氏にはよく合っていると思う。民主党は、赤がシンボルカラーであったためか、かつての民主党議員には赤のネクタイをされていた方も多かったように思うが、現在の民進党のシンボルカラーは青である。そういった色の使い分けも大切になってくることはあるはずだ。代表選に立候補するくらいの議員には、そことのバランス(そういう意味では、岡田克也代表の最近のネクタイはブルー系統ばかりになりました。かなり徹底していると思えるほどです。)が重要になってくるのかもしれない。

 しかしながら、今の玉木氏はあえて「赤」で良いとも私は思う。民主党時代から多用してきた赤を現在も使用するという、その変えない「信念」が彼にはあると私は思っている。「実直さ」と「初々しさ」で突き進んでほしいと思うが、“代表”となると、やや“重厚さ”に欠けるということもあるだろう。もしかしたら、まだ早いのかもしれないが、先を見据えての代表選出馬ということでもあれば、意味のあることだろう。

 会見では記者から、玉木氏の名刺に「民進党」の文字がどこにも入っていないことを指摘され、〈米国の上院議員、下院議員は確か政党のロゴなどを名刺に入れません。それをまねしました〉と説明したらしいが、それをまた、朝日新聞デジタルは〈米ハーバード大大学院の卒業生だけに、「米国流」を強調した〉などと、わけのわからぬ解釈をしていたが、玉木氏の意図はともかく、私はアメリカの議員の名刺がどんなものであるか知らないが、もしそれが本当だとしたら、アメリカには党議拘束がないため、ではないかと思う。

 まぁ、それはともかくとして、そう言えば、オバマ大統領も「ここぞ」という演説のときには赤のネクタイの着用が多い方である。しかしながら、普段のオバマ氏は、民主党のシンボルカラーであるブルー系のネクタイが多い。私たちが目にするオバマ氏は「ここぞ」のときが多いためか、アメリカの大統領というと、赤のネクタイを連想される方も多いだろう。しかし、普段のオバマ氏はどうやらそうではないらしい。そういう意味では、オバマ氏にはバランス感覚があるのかもしれない。

 先ほど、私は今の玉木氏は「赤」で良いと書いたが、それはあくまでも“今の”、である。この先、玉木氏が民進党内で力を蓄えていき、また代表選に出馬される頃(今回も頑張ってほしいですが…)には、好き嫌いに関わらず、普段は民進党のシンボルカラーであるブルーも着用しながら、「ここぞ」というときに赤のネクタイをするくらいの“余裕”があるほうが良いと思う。それくらいの“余裕さ”と“バランス感覚”が政治には必要だろう。

 彼のホームページによると、2013年にホテルクレメント高松で開催された「たまき雄一郎を励ます会」の懇親会ゲストは高松千春氏であった。2015年にホテルニューオータニで開催された、細野豪志氏率いる「自誓会」のパーティーには、松山千春氏が来られていた。これは単なる笑い話ではない。”政治”とはそういうものであると私は思う。
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ファッションから政治を語る、2016年民進党代表選挙②―前原誠司氏―

 前原誠司氏。54歳。衆議院議員。民進党。

 民進党内においては“保守派”の一人になると思うが、前原氏と言えば、寝癖のようにも見える、あの七三分けだろう。かつて、民主党代表のときだったと思うが、その髪形について触れたメディアもあったように思う。スーツの着こなしはと言えば、サイズ感も合っていないように思うし、細部にこだわりもなく、色合いも決してオシャレとは言い難い。ネクタイもレジメンタルが多そうな気もするが、“意外にも”そうではなく、妙に渋いものが多く、若々しい顔立ちでありながら、スーツの着こなしにはフレッシュさがほとんど見受けられない。そういう意味でも、“保守”なのかもしれないが、民進党内における彼のポジションにおいて重要なことは“リベラル層”への理解を深めることである。

 しっかりとした根拠があるわけではないが、個人的に思うことは、前原氏は3つボタン(シェイプされたもの)のスーツの方が似合っていると思う。顔の雰囲気などを考慮しても、私はそう感じる。ただ、真面目なのかこだわりなのか、わりとスーツの一番下のボタンまで締められていることが多く、それは一般的な着こなしの観点からも正しいとは言えないので、やめた方がよろしいかと思う。そういった点も含めて、もう少し、ファッション面に気を遣うと、人気が出るような気もしないではないと私は思っている。

 蓮舫氏を追う形での選挙戦だが、「オシャレなんかに気を遣わない前原の男らしいところが良いんだ」と思う人が案外少ないというのが現状ではないだろう、か。(要するに、前原氏が会見で名前を出した、小沢一郎氏のような、スーツの着こなしでは、小沢氏ならばその着こなしでも問題ないかもしれないが、前原氏では“人気”という観点から見てもプラスには影響しないだろうということです)

ファッションから政治を語る、2016年民進党代表選挙①―蓮舫氏―

 今月2日に告示された民進党代表戦であるが、あまり注目されていないように思える。もちろん、野党の代表戦であるため、それほど注目されないのはわかっていたものの、“一応は”野党第1党の民進党。もう少し、報道されても良いように思うが、そうされないのもまた、候補者の選定段階における民進党の責任かもしれない。しかしながら、そうは言うものの、ファッションから政治を語る者として、それが批評しない理由にはならないため、論じてみたいと思う。

 蓮舫氏。48歳。参議院議員。民進党。代表代行。

 かつて、ファッション誌の『VOGUE NIPPON』の企画で、当時、行政刷新担当相であった蓮舫氏が国会内でその撮影を行ったことにより、規定違反か否かということで騒動(この騒動に関する個人的見解を申し上げますが、申請過程に蓮舫氏側の問題点はあったかもしれませんが、国会内で撮影しようと、高級ブランドのものをお召しになろうと、どうしてそれが、それほどの批判の対象になるのか私にはあまり理解できません。国会内での撮影が規定違反であるとすれば、それはやや時代錯誤に思います。「働く女性」の職種の1つに政治家がいるのも当然であり、女性の社会進出という観点でも、その女性の職場でのファッション誌の撮影は決してマイナスの影響を与えるとは思えません。民間の企業の、例えば部長職などの女性にも同じような撮影があるように、私はそれほど違和感を覚えるものではありませんでした。しかしながら、1つ言えることは、当時の彼女らの政治〈民主党政権〉に対する不満からそういった批判に転じた、ということはあると思います。かつてのプロ野球選手が試合に負けた、その日の夜に飲みに出かけたところ、ファンたちから「こんなところで飲んでいないで練習しろ」と言われたように、です)になったこともあるが、蓮舫氏のファッションと言えば、やはり、襟立の真っ白いスーツをイメージするだろう。

 個人的に私は蓮舫氏の話し方があまり好きではない(ニッと口を開き笑いながら話す、あれです)が、“襟立ちの真っ白のスーツ”もまた好きではない。“眩しすぎる”というのが感想である。あの“襟立ち真っ白のジャケット”を着ながら“正論”を言われても、なかなか心に響かないということはあるのではないだろう、か。

 しかしながら、そうはいっても、前回の参議院選挙でも110万票以上を獲得しており、人気があることは間違いない。彼女のホームページのプロフィールによると、初当選のときも真っ白のスーツで国会に行かれていたようで、とても白のジャケットがお好きなようだが、初当選からということを考えても、ある意味、一貫しているところがあるのだろう。方向性が正しいかは別にして、そういう意味では、彼女はわりと一貫性があるとも言えるし、ややポピュリズムに走りがちであるという点で、個人的に私はあまり好きなタイプな政治家ではないが、”風見鶏”というわけではないと思う。しかしながら、ファッションにもあるように、一貫しているということが全てプラスに働くかと言ったら、そうではないと思う。政治には「柔軟性」が求められることもあり、私はそこに彼女の弱点があるような気がするのだ。

 しかしながら、「長所は短所、短所は長所」ということもあり、いつも同じような服を着ているということで「個性に欠ける」ということもあるかもしれないが、これほど一貫して真っ白なものばかりを着るということは、それ自体が「個性」になることもあり、まさにそれが彼女の「スタイル」であり、「物にした」という意味でも、ファッションからの表現力に彼女は成功しているのではないだろう、か。