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2017年07月

歴史的な大敗をした“こんな日”にグリーンの入ったレジメンタルのネクタイを着用される安倍首相ー都議選総括ー

7月2日の東京都議会議員選挙の結果は、都民ファーストの会の圧勝で、自民党は歴史的大敗ということになったのだが、選挙結果もさることながら、その前に、日本の地方自治の無茶苦茶さをマスコミは報じるべきだろう。
今回の選挙で、小池都知事が都民ファーストの会の代表をすぐに辞任したことで、「二元代表制」の在り方が話題になっているが、そもそも、今までの都議会が機能していたのか疑わしいところである。
地方議会の役割は、首長の予算案や政策をチェックするのが最大の仕事であるにもかかわらず、ほとんどの地方議会が首長から出される予算案をそのまま通してしまっている。
元鳥取県知事で元総務大臣の片山善博氏は、日本の地方議会を“八尾長”と“学芸会”と批判されていたが、まさに都議会もその状態であったのだろう。
それらの体制を打破するという意味では、今回の選挙結果も意味があるのかもしれないが、このまま都民ファーストの会が小池知事の言いなりになってしまっては、元の木阿弥になってしまう。
さて、都議選そのものについてだが、率直な感想は、都民ファーストの会が勝ち過ぎた、ということだが、さらに驚くのは翌日の街頭インタビューを見ると、「こんなに都民ファーストが勝つなんて」と、投票したであろう都民が驚いていることである。自身の1票の重みをどう感じているのか、思わずツッコミたくなるところだ。
そして、ファッションから感じたことは、男性で言えば、なぜか、自民党の都議候補者は、チノパンにカジュアルな感じにも見えるシャツ姿という方が多く、“休日のアットホームお父さん”のような格好の方が多かったような気がする。確かに夏の選挙戦は暑いが、それでも、スラックスとそれなりにしっかりしたシャツ(半袖でも良いから)を着るべきだったと思う。むしろ、都民ファーストの候補者の方が身なりはしっかりとされていたように思う。
女性候補者は、都民ファーストの候補者を中心に、わりと洗練されていたと思うし、ほどよく目立つような色合いで良かったと思う。これは、都民ファーストの会の女性候補者が、政治経験の少ない方が多かったかからだと思うが、それがファッション面ではとても功を奏していたと思う。“女性政治家らしからぬ服装”が、むしろ有権者には好感が持てたのだろう。
ただ、正直なところ、あまり分析するほど何か特徴のある候補者というのが見当たらなかったが、北区選出の音喜多駿氏のことは、以前に他のインタビュー(オトナンサー)で、私は言及していたので、少し申し上げるとすれば、相変わらずのオレンジのネクタイを着用されており、トレードマークとしてはアリなのかもしれないが、センスとしては、いかがなものかと思うし、スーツのサイズ感も相変わらずだが、選挙戦ということもあって、オレンジ?赤?のスニーカーを履かれており、それは嫌味でもなければ、いやらしくもなく、ほどよく目立っており、道路を歩いて選挙戦を繰り広げている中では、良い感じに注目が集まるような感じだった。正直なところ、「なかなか良いじゃない」、「さすが前回の選挙の4倍近くの得票数の5万6,000票を取るだけあるな」と思ってしまったが、これは、オレンジのネクタイも含めて、ある種の彼自身のスタイルがだいぶ確立してきたということの証なのかもしれない。
しかしながら、彼のホームページには、相変わらず、「尊敬する人」に、「ジャッキー・チェン」とある。やっぱり、やってくれるな、音喜多駿氏。
さて、小池百合子都知事は、前回同様、開票のときは、すでに格子柄のネイビーのジャケットで、グリーンは身につけておらず、ここでもやはり、「グリーンは戦闘服」という“信条”は守っており、「選挙は選挙、都政は都政」といった合理性を感じた。唯一のグリーンは、持参されていた水筒だったとか。
最後に、この都議選で感じた率直な感想を申し上げたいと思う。選挙期間中に共産党の候補者の演説をたまたま拝聴することになり、その候補者の応援演説に来た、共産党の国会議員が終始、共謀罪云々、憲法改正反対云々とおっしゃっており、「何で都議選なのにその話なの」と思っていたが、マスコミを中心に、今回の都議選を国政の前哨戦みたいな位置付けにしたのが問題だったと思う。
しかしながら、それは、何もマスコミや共産党が悪いのではなく、そういった風潮にしてしまったのは、他ならぬ自民党である。
森友学園、加計学園の問題で、十分な説明責任を果たせなかった安倍政権に問題があり、また、選挙期間中の自民党の国会議員の不祥事等が原因であろう。
しかしながら、そうは言っても、あまりにも、自民党に不利な報道が多過ぎると違和感を覚えたが、都議選最終日の秋葉原で演説された安倍首相の「こんな人たち」発言には、正直驚いたし、あまりにも支持できないと思ってしまった。確かに組織的な妨害や嫌がらせは良くないと思うが、あのように指をさしながら、「こんな人たち」と発言された総理には、品のかけらもなかった。ゆとりのなさが露呈してしまった。もちろん、私は彼らとは意見も違うし、どちらかと言うと、そういった過激な、人格否定的なデモ等も嫌いな方である。しかし、総理が指摘された「こんな人たち」も国民であり、立場が違うし、多少、過激に政権批判をするような人たちがいても、それはある種、健全な民主主義の証であり、一国の総理が、そう目くじらを立てることでもないだろう。
そして、自民党が歴史的な大敗をした翌日の安倍首相は、なぜか、グリーンの入ったレジメンタルのネクタイを締めておられた。レジメンタルのネクタイの向きは、いつもの米国式のリバースだが、なぜ、“こんな日”にグリーンの入ったネクタイなのだろう、か。大したことではないのかもしれないが、私としてはとても気になるところだ。大丈夫か、安倍総理。なあんて、私に心配されるようじゃマズイぞ。
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