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2017年11月

日本経済新聞夕刊記事掲載のお知らせ

本日(11月17日)、日本経済新聞の夕刊2面「政界Zoom」で、小生が取材を受けた記事が掲載される予定です。政治ファッションの観点から、お話しさせて頂きました。宜しければご覧ください。
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“ニューディール ”が必要な初代アニーの山尾志桜里氏。

山尾志桜里。43歳。衆議院議員。2期。無所属。

政界には“禊”(みそぎ)と呼ばれるものがあるようで、スキャンダルを抱えた政治家がそのまま選挙戦を勝ち抜いた場合、「禊を受けた」として、政治責任に一定の区切りをつけるという風潮がある。そういった意味では、前回の選挙での安倍晋三総裁率いる自民党の勝利というものは、いわゆるモリカケ問題に対して、有権者から支持を受けたということで、「禊を受けた」ということになるのかもしれないが、解散選挙そのものが何だかしっくりこなかったせいか、自民党の勝利といった事実そのものも有権者にとってあまり実感のあるものになったとは言えないような気がする。
しかしながら、こういったことを申し上げると、選挙結果という最大の民意を無視するのか、といった批判をされる方もいるかもしれないが、私の感覚として、そう感じているのだから仕方ない。さて、今回の選挙は個人として“禊”を受けるべく奮闘した政治家が何人かいた。豊田真由子氏、中川郁子氏、金子恵美氏らが落選するなかで、見事、「禊を受けた」のが、山尾志桜里氏である。



そして、その舌の根も乾かぬうちの、今回の、不倫報道相手の政策顧問就任報道である。私は騒動後も、個人的には山尾志桜里氏を応援したいと思っていたので、当選も良かったとは思っていたが、この報道でいささか首を傾げざるを得なかった。何もなかったから、むしろ、問題なかったとする意向もあったのかもしれないが、当選後すぐにそういった行動に出てしまうという、政治家としての山尾氏のセンスを訝っている。報道を拝見する限り、“一線を超えていない”と弁明するのが難しいのは事実で、それを覆しながらも当選できたのは、有権者が、彼女の政治的手腕に期待したからに他ならない。もちろん、そういった意味では、100歩譲って、政策顧問に彼を据えることが彼女にとっての政治的手腕を発揮するために必要なことなのかもしれないが、何事にも情というものが大切で、そこは有権者に対する感謝という意味でも控えるべきではなかっただろう、か。
政治も恋愛も相手の立場に立つことが大切だと言ったのは、田中康夫氏だっただろうか、大切なのはそこである。
そして、ファッションを拝見する限り、普段からイメージカラーでもある、ロイヤルブルーのワンピースやインナーを着用される山尾氏。普段も、それほど派手でもなければ、地味でもなく、政治家としてふさわしい服装の彼女であるが、ディテールを見ていくと、靴とのバランスが取れていないだとか、微妙に調和が取れていないときもあると私は思っている。ただ、政治家としての着こなしとしては、釈明会見のときにはそれなりに地味な格好であったり、わりとベーシックなスタイルにロイヤルブルーのジャケットを羽織ったりと、大きくズレていないことには好感が持てる。
そう言えば、あのロイヤルブルーの色を最近よく着られているのが安倍晋三総理である。スーツの色にすると個性的であり、目立ってもいるので、私の印象では、松木謙公氏だったが、最近、総理もあの色を着ておられる。安倍晋三氏と山尾志桜里氏。両者を並べるのは互いに失礼かもしれないが、共に「禊を受けた」という共通点がある。ただ、その後の対応という意味で、謙虚さを連呼する安倍総理と、不倫報道相手を政策顧問に就任させてしまう山尾氏とでは、政治家としてのバランス感覚に大きな差がある。この差は何なんのか。総理との格の違いと言われればそれまでかもしれないが、そんなものだろうか。
初代アニーをされていたという山尾志桜里氏。アニーの話では、アニーがホワイトハウスでルーズベルト大統領を前に希望を失わないことを説いたことで、大統領はニューディール政策を決定したことになっているが、この先、山尾氏に総理を動かす力があるのだろうか。まずは、自身の“新規まき直し”が優先されるところであろう。